紅椿が好き

司法試験舐めてた私が、司法試験3回目でようやっと合格しました

二回試験を受けて

私は、選択修習のほとんどを忙しいプログラム選択して過ごしたので、二回試験の勉強は、平日の夜や土日にちょっとする程度でした。

 

何度か過去の集合の問題で構成してみたり、B班の解説もらって読んだり、30講や、保全執行の白表紙、終局処分起案の考え方を読む、気になるところの(未遂や共犯、正当防衛)の50選を読んでまとめるなどしていました。

 

直前の10月からもっとやっておけば良かったと思うのは、実際に問題を解くことでした。

書き方忘れていて、「あれ、事実認定ってどの程度記載しなあかんねやったっけ?」となりました。

ホームグラウンドにして、勉強させてもらえば良かったということはそれほど思いませんでした(落ちたら変わるかもしれません)

 

内容として、諸先輩がたから聞いたのは、「集合で皆が習ったことが出る」ということでしたが、実際には導入で習ったことが多かった印象です。笑

 

導入の復習も必須ですね〜。

 

失敗は、二つあって、一つは民弁が訴状起案やったのですが、訴状に夢中になりすぎて、その後の争点の検討がほとんど書けなかった(1枚半程度)ことです。

他ができたから大丈夫やと思いたい。

もう一つは、けいさいで、割と迷いなく有罪認定したのですが、途中でaがリュックから手を離したという消極的間接事実拾うの忘れていたということです。つらい。

でも他は落とした感覚ないし、反対仮説の検討はちゃんとしたし、cくらいやと思いたい。

 

あとは、受かったと思って、発表を待ちます。

落ちたかもと不安になって待つのは無駄やと思うので。

 

民弁の訴訟物は、不当利得(解除条件の成就→売買代金の返還請求)やったと思うのですが、

解除契約に基づく〜としてた人もいたらしく、民弁の日の夜、ツイッターで訴訟物論争笑が起きたりしていたみたいです。

 

内容についてつぶやくのは良くないですね。笑

 

量は、めっちゃ集合から増えました。

全然時間足らへん。

 

一般的に、b班の方が落ちる人は少ないらしいですね。

 

また思い出したら呟きます。

 

 

二回試験のポイント

①直前まではしっかり勉強する

②ヤマも張る(情報を集めた上で)

③いざ始まったら、ヤマは忘れて問題文をよく読む

 

とのことでした。

 

あとは、体調管理をよく言われましたね・・・

 

 

 

本日は、指導担当弁護士が壮行会をしてくださいました。

というと、大げさですが、指導担当弁護士二人と修習生四人でご飯に連れて行っていただきました。

私は、私の指導担当の先生が大好きなのですが

改めてかっこいい弁護士だなあと思いました。

 

もうお一人の先生も、指導担当並にあちこちに連れて行っていただき、起案もさせてもらい、ご飯もごちそうになったのですが、また違ってかっこいい弁護士です。

 

指導担当の先生は、「お金を稼ぐには、お金を持っている人の近くにいることだよ」

もうお一人の先生は、「仕事を紹介してもらうなら、いっぱい情報を持っている人、色々な人を知っている人の信頼を得ることだよ」と言ってはりました。

 

もうお一人の先生に、起案を頼まれた第なんとか準備書面は、そのあと出来上がりを見ていなかったのですが、今日見せていただいて、

改めて、その先生の思考能力の鋭さに感動しました。

修習で色々な書面を読んで「これなら書ける」と思うこともままありますが

「この書面は私には書ける気がしない!!!!」と強く思いました。

かっこいい、かっこいいよ・・・

 

 

いつかは私も誰かのそんな指導担当になりたいものです

めも

・仕事場から家までの間にあるジムに仕事帰りに行くのでなければ続かない

・大阪まで行く時に仕事をどうしてもしたければ、準急に乗る

・最悪、カバンの持ち手を引き上げて、電車のドアを利用して、簡易机とする

プレミアムカーを使う

・コツコツとしたことで信頼を得る

受験時の息抜きの話

先日ローの後輩と話していたときに、息抜きってどうしていましたかと聞かれたので、そんな話をしてみます。

 

受かった年は

・友達と会うのは、月にMAX2回

・ゼミ(週3)・添削してもらうこと(結果的になっていた)

・択一(ビール飲みながら半身浴しながら)

・半身浴(小説読んだり、あしべつで間違ったところをまとめたファイル読みながら)

・お茶を飲む(朝コーヒー、10時に紅茶、12時にほうじ茶、3時にお抹茶、5時にまた紅茶という感じでした)

・水泳(1時間だけ泳ぐ)

・スクワット(20回もすれば気分転換になる)

ツイッター

・ブログを書く

・時々シーシャ

 

ちなみに「たまには息抜きも大事だよ」とデートに誘ってくる男性は、ありえへんと思っていました。

なんでそんなこと言う奴と会うのが息抜きになるねん。

 

でもさすがに「私は月に2回しか人と会わないことにしているので、その大切な1回をあなたには使えません」とは言えないので、連絡ブッチでした。

ありえへんありえへん。

受験生の女性と会おうとする人は「添削するよ」とか「気分転換したくなったら言ってね、おすすめのカフェあるから」くらい言ってほしいものですね(勝手)。

 

 

私は人と話すのが好きなので、ゼミは結果的に息抜きになっていたし、励みになっていたと思います。

 

たける先生に2回目の直前にお会いしたとき、

「一人で勉強してるの?病むよ」と言われて、「へえそんなものか」と翌年はゼミを組んだのですが、励みになってよかったです。

 

多分たまーにがっつり飲みに行くのがあっている人もいれば、息抜きなんて要らない!って人も、読書が息抜き!という人も、タバコさえあればという人もいると思います。

私は、お酒を飲みすぎると次の日頭が働かなくなるタイプなので、お酒はダメだな〜と思っていました。

 

自分にあった息抜きで、しんどい受験を乗り切りましょう

黙秘権ポジティブ教に入信 1

先日ボス弁(予定)たちとお話ししていたら

「うちに入るからには、黙秘権ポジティブ教に入ってもらう」と言われました。

 

なにそれ・・・と思ったので、ブログに残しておくことにします。

 

「ネガティブなイメージが少しでもあったりしないですか?」

 

・・・確かに選択でとった捜査修習でも、検察官から

「栄の無罪判決も、弁護士としては無罪とれたらトロフィーになって良いのかもしれないけど、完黙されてなかったら、被疑者は、起訴されてなかったんちゃうの。何が被疑者にとっての利益なのか弁護士の先生には考えて欲しい」ということを言ってはりました。

 

確かになーと思っていたので、そのことをお話しすると、

「それで黙秘しなくていいと言えるのは、こちらに客観的な証拠がある場合だけ」と言われました。

 

確かに捜査で勾留されている事件だと、

検察側もどんな証拠があるかわからないし、弁護人が何を知っていてどのような証拠を持っているかはわかりませんが、

弁護人は、色々警察にお願いできる検察と違って、そこまで強力かつ迅速な証拠収集手段はないですね。

後追い。

 

長くなるわけではないのですが、また続きを書きます。 

髪を切った話

1 髪を伸ばして、切るまでの経緯

5〜60cm切りました。

腰というか、お尻上までありました。

 

実際にお会いしたことある方だと、私だと気づかれないこともあります。

なんか人見知りされているなーと感じることもあります。笑

 

対弁護士ですと、もはや初めましてのような挨拶をします。「ご無沙汰しています、修習生のゆーかです。イメチェンしました。」わかりやすいですね。

 

だいぶイメチェンにはなっているようですが、自分としては、かなりしっくりきています。

 

司法試験受かるまでは、伸ばしてみようかと伸ばし、

どうせ長い髪切るならヘアドネしようと決意。

ヘアドネするなら、好き放題やってからにしよう。

ヘアドネーションとは、小児がんの患者なんかのために人毛ウィッグを無償提供している団体に、自分の人毛を寄付することです(多分)

詳しくは、こちらの埋め込みサイトから。

 

www.jhdac.org

 

金髪とかパーマとかはもう高校大学生のうちに楽しんだので、

忌避していたぱっつんにチャレンジしよう。。

 

鈴木えみ大好きなんです。

でも以前ぱっつんにしたときに男ウケ悪すぎたので2度としないと思っていました。

 

でもね、好きじゃない男になんぼ「それより前のワンレンの方が」とか言われたって、戯言以外の何でもないと気づいてしまったんですよ(当時好きな男も何もいない)

 

7、8年のうちに「そっか、私にぱっつんは似合わないのか・・・もうやめよう」と思う人格から「なぜお前なぞが、私の髪型を左右できる影響力があると思ってるんや。私自身が気に入っている限りは、好きなようにする。」と思う人格に変わりました。

 

美容師さんに相談して、ぱっつんいいんじゃないとGOサインもらったので、

飽きるまでぱっつんにすることにしました。

 

そして飽きたので切った。

軽い。

椅子に座るときに、髪を挟まなくて、すごく楽。

 

2 伸ばしていた理由

胸が目立つのが嫌だった。

司法試験受かってから切ろうと思っていた。

 

3 切った理由

髪で、胸が隠れていないことを悟った。w

司法試験に受かった。

長い髪にし飽きた。

 

4 現在

シャンプーやトリートメントの減りが遅い。経済的。

乾かすのが簡単。

水でべちゃべちゃしないから不快でない。

美容室行っても、シャンプーで痛い思いしない。

頭重くない。

椅子に座るのが楽(前述のとおり)

 

今後ですが、もう伸ばさない。ヘアケアのコスト考えるともうやってられない(後述)

 

ヘアドネも一回やれたので満足。

私の自己満足ヘアケアが、無駄にならなかったのならとても嬉しい。

 

5 伸ばしていたときのヘアケア

・シャンプートリートメント

 ミルボンのコラシルク18。

 高い。4ヶ月で12000円くらい(2Lのセット購入)

 

  • ヘアブラシ

イノシシの毛のやつ。つるつるになる。5000円くらいか。

ブロー時には別のもの。

 

  • アウトバストリートメント

ラサーナのヘアオイル。1000円/月くらい。

 

  • シルクのヘアマスク

2000円くらいか。被って寝るとツヤツヤになる。

長いと、摩擦も強いようで、かなりよかった。

 

  • ドライヤー

パナソニックのナノケア。12000円くらい。

 

  • サロントリートメント

しない。コスパ悪いから。その代わり、パーマもカラーもしない。

普段はコテも使わない。

 

乾かすためのグッズ

  • タオル地のヘアターバン

100均で売ってる。3つくらい買って使用。

 

  • サボリーノ

ドライヤーの時間が3割減くらい(体感)

問題は、夏しか店頭に並ばないこと、無香料でないものがかなり臭いこと。

 

まずはこれ。

お風呂上がりは、髪をコームで梳かして、無駄な水分をしぼってから、タオル。

 

なんで髪切ったの?と聞かれることもあるので、整理がてらまとめてみました。

 

3回目で合格したことの話と生存バイアス

1 司法試験浪人しているときの心境

つらい。

 

亀石先生の連載にもありましたが、ローの同期が受かっていくのは辛いです。

 

修習楽しいツイートは羨ましいし、修習めんどいツイートは妬ましい。

 

自分は社会と関わりがなくて、おいてけぼりで、価値がない。

そんな気持ちになりました。

だからこそ、バイトして、社会と関わりたいという気持ちもあったんですよね。

「私は、生活費自分で稼いでるし、社会人やし、、、、」

 

でも今考えると、優先順位のつけ方ミスっていたと思います。

 

2 自分がアホであることの自覚

 

それまで自分はまあ要領良くて頭良い人間だと思っていましたが、上を見たらきりはないし、私には記憶力がまずまずないし、うっかりも多いし、アホだなと自覚しました。

しかもそれを認めたくなかった。人に答案見てもらうことをお願いしている最初のうちは、恥ずかしくて仕方なかった。

「私がこんなアホだと知られたら、この人は私のことを嫌いになるかもしれん・・・バカやと思われるかもしれん・・・」

 

2回落ちて、諦めました。笑

 

3 本当に弁護士になりたいのか?という疑問

「刑事と少年したくて、司法試験目指してきたけど、才能ないんじゃ?」

「始めてみたら「刑事はもうええわ」と思うかも。」

「一般企業に就職していたら、今頃こんなアイデンティティも揺るがずに、お金も稼いで、社会の一員になっていたかも…選択ミスったかな。」

 

でも、一つ目の悩みはたろ先生の「弁護士は、おせっかいでお金がもらえる仕事です」という言葉で解決しました。

他にしたいお仕事なんてない。

 

そして、一般企業に就職してたら問題後悔は、修習に行って吹き飛びました。

私、周囲の修習生に比べても遥かに協調性ないし、社会不適合者です。笑

 

4 過去の事実は変えられないけど、事実の意味(評価)は変えられる

 

1回目は、本気で受けてなくて(ださい)

2回目は、本気になるのが遅くて、ギリギリで落ちて(ださい)

3回目は、本気で受けて、結構良い成績で受かって(よかった)

 

良くしてくださっていた実務家教員(大学からの恩師)には

「その順位で受かることができるなら、1回目から受かれたやろ」

と言われました。

 

3回もかかった理由は、就活でも聞かれます。

私は、実際そうなんですが、バイトが楽しかったんです。

やればお給料に反映されるバイトと、やってもやっても定着しなくて「私はなんとアホなんや」と思わされる勉強では、前者の方が楽だし、楽しかった。

それも優先順位のつけ方ミスってますが。笑

 

でも就活においては、3回目ということよりかは、順位良くてよかったかなあ、という感じでした。評価されていないときは、箸にも棒にもかかっていないだけかもしれないけど。

実際、去年の状態で修習行ってたら、確かにしんどかったと思うのです。

事実認定起案、死んでいたと思います。

それは、3回目の前に、事実と評価を分けることを徹底してやってみてよかったと思うのです。

 

いつ受かったらよかったのかはわかんないです。

よかったことも嫌なこともあるし、もう私は「司法試験を3回受験しなかった私」には戻れないので、「司法試験を3回受験した私」というスペアの効かない私を可愛がって生きていくしかないです。

 

だから、生存バイアスは強いと思うのですが、ロー留年でも、司法試験浪人でも、自分で後から「これでよかったんだ」と思えるよう、事実の評価を変えられるよう努力しましょ。