賢い者でも変化に対応できなければ生き残れない
開成の校長の発言が話題になっています。
https://president.jp/articles/-/31615
風呂なし3万の下宿先がどうなのということは置いておいて(病んだ友人が京都でそれくらいの物件を借りていましたが、壁が打ちっぱなし?のコンクリートで、いかにも病みそうだと思った記憶)
話題になっているのは「料理してくれる人欲しさに早く結婚するから、子どもに結婚して欲しいなら一人暮らしさせた方がいいよ」(意訳)というのは、ナンセンスだという点ですね
京都にある老舗の産科である足立病院の理事長の書いた本(「猫と家族と院長と」畑山博著)の中に、ダーウィン進化論に触れているところがありました。
進化論とは「世の中に変化があったときに、最も強い者が生き残るのではなく、最も賢い者が生き残るのでもない。唯一生き残ることができるのは、変化できる者である」という考えで、イクメンは世の変化に対応して変わることができた者だ、という話です。
つわりがひどい患者さんに、家事は旦那さんにやってもらいなさいねと言うと「やってもらっています」と言われる、最近の男性はそうでないと結婚できないのだろうと。
「生き残る」ことが自分のDNAを持った子孫を残すというところだというところに、産婦人科医的発想を感じたのですが、納得できるなあと思ったのです。
私の夫も家事は何でもできるし、してくれます。
料理の準備は、他の家事に比べて消費MPが大きいようで、まあ苦手ではあるようですが、本人曰く「できる」とのこと。
立派な夫、良い夫ではあるのですが、私は良い夫になる人でなければ結婚する気もありませんでした。必要条件なのです。
先日サトマコ先生ともやりとりしていましたが、家事育児を負担する男性でなければ結婚する意味がない、負担が増えるだけなのです。
ワンオペ育児してる人、凄い、、尊敬する、
けど私は絶対にしたくないし、
仮にチャレンジしたとしても途中で腹が立って「離婚して。養育費は算定表のとおりで良い?面会交流のやり方決めよう」と言い出すのがみえます。
私の夫は、ボーイスカウトで一通りのことは叩き込まれるからと言います(反面、料理もそれぞれ一品ずつしか作らないし、限られた材料で作るから、献立を考えて違う味のものを準備する、というのが苦手のよう)が、
家事は一通りできるしやるという男性の方が、次世代ではより確実にモテに影響するだろうから、私たちの子どもには料理含む家事は叩き込んでおこうと思っているのです。
なるほど、たしかに次世代ではより家事育児をする男性の価値は高まるよなあ、それが変化に対応しているということかあ…と、上述の本を読んでいて思ったのですが…
そんなこんなで、開成の校長は賢い者を育てられても、変化に対応する者を育てられないんだなあと思った次第。