紅椿が好き

司法試験舐めてた私が、司法試験3回目でようやっと合格しました

法律事務所の就活とマッチング②

法律事務所の就活の話の続きです。

 

五大などの大規模事務所を除くと(と言っても同期の半分くらいは大規模事務所な気がしますが)法律事務所の就活でマッチングが重要になるのは、企業に比べると圧倒的少人数で仕事をするという点が大きいと思います。

さらに、長時間労働が当たり前の業界です(それが良いかはともかく)。事務所で過ごす時間は1日の大半を占めます。

職場の人間関係が悪いと病むのは当たり前だと思います。

恋愛と一緒やん!!譲れんところは譲ったらあかん!!

 

じゃあどうやって相性を見るかという話です。

※面接に通るためのテクニックとは異なります。

 

1 自分を出す

(1)履歴書は圧縮する

スカスカの履歴書だと見栄えが悪い。しかも、熱量がないかのように見える。

しかし、多く書き過ぎていても、採用担当者はともかく、実質的に全員面接総当たり戦になるような事務所訪問の場合には、恐らく面接の事前には見ていなくて、その場で慌ててA4、2in1のプリントに目を通している先生がいらっしゃるのも事実です。

 

そんな先生からも「ふーん、こんな子で、こんな理由でうちが良いと思ってくれたのね」と理解してもらう必要があります。

浅くとも人となりに理解をしてもらっていれば、採用活動をする弁護士としても話が振りやすいです。それが総当たり戦である事務所訪問や、飲み会で効いてきます。

履歴書は圧縮せよ、濃厚であれ…

 

(2)なぜその事務所に応募したかを赤裸々に記載する

立地が良い、その土地柄が好き、名前に惹かれた。

ある地名を事務所名にしているところの面接では、「私はこの地域が好きなので応募しました。好きな理由は3つあります。〜最後はこの地域には美味しい鰻屋さんが多いからです。」と言った記憶があります。ウケたしオッケー。

 

(3)面接では履歴書を掘り下げる

履歴書と同じこと書いていてはダメです。履歴書だけでええやんってなっちゃう。

 

2 調査を徹底する

(1)内定を得る前に調べる

内定もらっていると伝えると「あー、今更そこは微妙かもなんて言って、そのあと決まらへんかったら責任持てへんしー…」も思って何も言ってくれません。

「実はここ、最終選考までいってるんですけど」「こことここに内定もらって悩んでます」が一番ガチなアドバイスもらえる気がします。

 

視点として気をつけるべきは、裁判所、同業、目下の人間からの評価はそれぞれ異なるということです。

優秀な弁護人がなかなかパワハラだという話を聞いたこともあります。関西の話ではないですが…。

優秀ゆえに、何でわからないかわからないという人はいますよね。

友達としては良いけど、上司にはしたくない人もいますよね。

客受けは良いみたいだけど、時間処理が酷すぎて懲戒されんじゃないの?という人もいますよね。

 

(2)在籍したことのある人を探す

言わずもがなですね。

(3)3年以内に採用した若手弁護士が辞めていないか確認する

採用しているのにすぐ辞められているのは…ブラックを推認させますよね。

 

3 帰宅時間の確認は遠回しにする

面接の後のご飯のとき、お酒好きな弁護士がいたら「この辺だとどこで飲まれるんですか?」とか聞いてみたら、その返答次第で帰宅時間が大体わかります。

ストレスや健康対策で何をいつしているか聞いてもその人の生活の流れがわかりますよね。

 

面接で、帰宅時間聞かれて正直に答える若手弁護士はまあいないと思います。

最初はストレートに聞かず、身構えずに答えてもらえるところから探るのが良いと思います。

 

締めも何もありませんが、この辺で失礼します。